火ふり祭2015
去る8月14日、15日、火ふり祭が行われました。
14日、15日、の両日「ほいのこ」と呼ばれる子どもたちが
松明奉納を呼びかけに午後1時半位から上野田町内を約2周回ります。
「ほいのこ」とは上野田、いせのに住んでいる
小学2年生から中学1年生の児童で構成されています。
上の写真は五社神社を出発する様子で
一番先頭の提灯を持つのは基本的には
一番年少の小学2年生のうちの4人が担当します。
後方の太鼓持ち、太鼓叩きは高学年が担当します。
他の「ほいのこ」達は夜の祭典でも使用する
「バンバラ竹」を携行します。
「バンバラ竹」とは上図のような竹で作ったもので
先の方を幅5ミリくらいに2節目くらいまで割いたものです。
1周目、口之宮神社のある雲雀野で休憩してる様子。
夜になると雲雀野はこんな雰囲気です。
五社神社での祭礼の祭儀のあと、
高張り提灯、神子、太鼓が口之宮神社のある
雲雀野にやってきます。
粛々とした雰囲気の口之宮神社周辺・・・
一方、その頃、雲雀野周辺には五社神社を出発した
松明を持った人達が続々と到着します。
五社神社から雲雀野までの道中、松明の火のついた部分を
ほいのこ(子供達)が「バンバラ竹」でシバキまくって火の粉が辺りに飛び散ります。
本来は松明から落ちた火を消す為の行為だったらしいです。
今は逆に危険度がより増してるような・・・
ただ子供達は相当エキサイトしていますし
大人の人達も楽しんでいます。
自分も何度か松明の行列に参加しましたが
終わってみたら、火の粉で服やズボンが穴だらけの時があります。
最後はみんなで松の木に向かって松明を投げます。
松明が松に多くのった年は豊作と言われています。
五穀豊穣とお盆の送り火のような精霊火と2つの要素があるようです。
関係者の皆様、ご苦労様でした。