襖のすべり(その3)
襖のスベリについて
前に「襖のすべり」で「カグスベール」を紹介しましたが、
昔からある手法はロウを塗るという方法です。
敷居に塗ってもよいですし、襖の下部に塗ってもよいです。
プロは鴨居の溝の両サイド(襖や建具が擦る部分)に塗ることもあります。
ロウの代わりに最近ではホームセンター等でシリコンスプレーが売っていて、
入手が容易ですし悪くはないのですが、持続性が劣るように思います。
あとシリコンスプレーは名前のとおり「スプレー」ですので、飛び散り易く、 扱いが難しい面もあります。
襖のすべりに適したロウなのですが、ろうそくのロウは柔らかくて、 ネトネトした感じになり、あまり適していないと思います。
やはり、それ専用のモノを使うのがよいと思います。
(画像参照)
「イボタロウ」と検索すれば出てくると思います。
ただ、ホームセンターでは見かけた記憶はないです。
プロがよく出入りするような金物屋さんでは見かけたことがあります。
Amazonで検索すると、同じ商品が出てきたのですが20個入り・・・・
いくらなんでも、普通のご家庭で20個使い切るのは無理があります。
1個でも、数年、ひょっとしたら何十年でも、使い切れるかどうか?と思います。
入手困難な場合は1個単位でお分けしますので、ご連絡ください。
レトロなパッケージもいい感じです。