大きな和紙を壁に張り込む工事をさせて頂きました。
お客様が持ち込まれた大きな和紙をご自宅に壁に張り込む工事をさせて頂きました。
結構、大きな和紙です。
長い方で2メートル少々
短い方で1メートル少々あります。
楮系の和紙だと思います。
大きな繊維がゴツゴツと入っていますが、結構薄いです。
このままではシワシワなので
まずは、作業場に持ち帰り水で湿らせのばして行きます。
強度も足りませんので薄い和紙で裏打ちをします。
これは、先ほど行いました、「シワをのばしてピンとした状態」
というのを固定する役割もあります。
だいぶん形になってきました。
この作業を何回か繰り返し
和紙を何重かにして補強していきます。
今回3重にしました。
施工前の壁です。
まわりはビニールクロスになるそうです。
クロス屋さんがパテをしておいてくれました。
大工さんが額縁のように木で枠を作っておいてくれます。
次に行った時はこのように仕上がっておりました。
このまま直に張る訳にはいかないので下張りをしていきます。
下張り完成の図
張り込み完成の図です。
張り込み途中の写真があれば面白いのですが
なんせ幅が2メートルもあるので、ノリを塗って重たくなった和紙を
1人で持つ訳にも行かず(自重で破れると思われる)
2人がかりで「せえのーで・・・」
みたいに張り込んだので、写真撮れる訳も無く・・・
って感じでした。
ありがとうございました。