滋賀県日野町ふるさと再発見ウォーキング 2015 その9
寺尻地蔵堂 旧茶屋町(てらじりじぞうどう きゅうちゃやまち)
寺尻のこの辺りは「茶屋町」と呼ばれていました。
ここを通る道は、昔の御代参街道で
土山宿を経て伊勢参りをする旅人が毎日多くこの道を通りました。
その旅人のために街道筋に茶店や料亭などを設けられていたので
「茶屋まち」の名で呼ばれていました。
明治以降は年々、通行人が減り、茶店なども姿を消していきました。
今は旅人の道中安全を祈って造られた地蔵堂や道標などが
昔の面影を残しています。
道標(どうひょう)
道標は中井氏によって建てられたもので
上野田の伊勢道常夜灯と同じ「文化4年丁卯」の年に
中井氏によって建てられています。
「右 長徳寺 百くわん音一丁、ひのかち道」
「左 たが北国道」と刻されています。
「ひのかち道」とは、ひのちか道のことなのでしょう。
滋賀県蒲生郡日野町寺尻478
つづく