円通山慈眼院(えんつうざんじげんいん)
南山王日枝神社の隣にある、このお寺は曹洞宗のお寺です。
寺伝によると、その昔、山王の森の山腹にあったお堂を岡本町に移し
慈眼院したが、後に信仰あつい3人の尼僧らの托鉢によって財を集め
天明元年(1781)お堂が建てられました。
本尊は十一面観音で、脇立として不動明王と多聞天が祀られています。
三仏像とも古仏で、聖徳太子の作と伝えらられています。
境内には暦応2年の銘のある均整のとれた美しい宝きょ印塔と3つの句碑があります。
別名シャクナゲ寺とよばれています。
南山王日枝神社(みなみさんのうひえじんじゃ)
日野町の人はこの神社を山王さんと愛称し
大窪町の中央通り(通称大通り)より南地域の町内が
この神社の氏子です。
4月4日の例祭には、
各町内より日野独特の美しい「ほいのぼり」二十数本奉納され、
日野の春を告げるにふさわしい春祭りである。
慶長9年(1604)大将軍町よりこの地に遷され、北山王井林神社に対して
南山王と呼ばれる日吉社である。
境内には数社の末社があって整備され
日野商人が鳥居や灯篭など多く寄進している。
石段下の鳥居の左脚に(上写真の中央の鳥居)
「安永3年に中井源左衛門光武が建てた石の鳥居が
地震によって破損したので、安政2年に孫の源左衛門光茂が再建した」
と刻されています。
ここも、子供の頃から馴染み深い場所です。
自分が子供の頃は、鳥居の横あたりにサル山がありました。
自分より10歳位、年上の方ならサルがいたのも知っておられるそうです。
(自分が物心ついた頃にはおサルさんはいませんでした。)
おサルさんが脱走して大騒ぎになったのも聞いたことあるなあ・・・
「悪いものが去る」というような意味があるそうです。
滋賀県蒲生郡日野町大窪1323
つづく