滋賀県日野町ふるさと再発見ウォーキング 2015 その6
円通山慈眼院(えんつうざんじげんいん)
南山王日枝神社の隣にある、このお寺は曹洞宗のお寺です。
寺伝によると、その昔、山王の森の山腹にあったお堂を岡本町に移し
慈眼院したが、後に信仰あつい3人の尼僧らの托鉢によって財を集め
天明元年(1781)お堂が建てられました。
本尊は十一面観音で、脇立として不動明王と多聞天が祀られています。
三仏像とも古仏で、聖徳太子の作と伝えらられています。
境内には暦応2年の銘のある均整のとれた美しい宝きょ印塔と3つの句碑があります。
別名シャクナゲ寺とよばれています。
南山王日枝神社(みなみさんのうひえじんじゃ)
日野町の人はこの神社を山王さんと愛称し
大窪町の中央通り(通称大通り)より南地域の町内が
この神社の氏子です。
4月4日の例祭には、
各町内より日野独特の美しい「ほいのぼり」二十数本奉納され、
日野の春を告げるにふさわしい春祭りである。
慶長9年(1604)大将軍町よりこの地に遷され、北山王井林神社に対して
南山王と呼ばれる日吉社である。
境内には数社の末社があって整備され
日野商人が鳥居や灯篭など多く寄進している。
石段下の鳥居の左脚に(上写真の中央の鳥居)
「安永3年に中井源左衛門光武が建てた石の鳥居が
地震によって破損したので、安政2年に孫の源左衛門光茂が再建した」
と刻されています。
ここも、子供の頃から馴染み深い場所です。
自分が子供の頃は、鳥居の横あたりにサル山がありました。
自分より10歳位、年上の方ならサルがいたのも知っておられるそうです。
(自分が物心ついた頃にはおサルさんはいませんでした。)
おサルさんが脱走して大騒ぎになったのも聞いたことあるなあ・・・
「悪いものが去る」というような意味があるそうです。
滋賀県蒲生郡日野町大窪1323
つづく