滋賀県日野町ふるさと再発見ウォーキング 2015 その2
かし上げの辻(かしあげのつじ)
滋賀県蒲生郡日野町松尾2丁目135
石原町より、岡本町へ出るこの辻を「かし上げの辻」と呼んでいる。
永和年中(1375-79)に綿向神社の祭礼が斎行された時、 神輿がこの辻の前で動かなくなったため、
神に伺うと出雲家の子孫がお供に出ていないとのお告げがあり、 早速使いをやってそのわけを伝えた。
ちょうどその頃は、田植えの時だったので、
田植え姿のまま連れてきて、米を炊き上げ神輿に供え芝田楽を奏すると、
神輿が軽々と上がり西の野にある、お旅所へつくことができた。
それ以降、人々はこの辻を「かし上げの辻」と呼ぶようになったと伝えられている。
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