ふすま 障子のスベリに 丸徳イボタ

ふすま 障子のスベリに 丸徳イボタ

 

以前、襖のすべりで紹介した商品なのですが、 お問い合わせがあったので、もう少し詳しく書いておきます。

まず、パッケージを開けると、こんな感じです。 サイズは約64X42X19(ミリ)です。

丸徳イボタ            

 

 

 

 

 

 

ホームセンターでも「スベリロー」として売っているのを見かけますが この丸徳イボタに比べると硬いように思います。

呼び名も

「いぼたろう」「イボタロウ」「いぼた蝋」「イボタ蝋」

と、インターネットで検索をかけても色々出てきます。

また、普通のろうそくのロウは建具等の滑りに使うには柔らかすぎます。

私も長年愛用しておりますし、プロの建具屋さんもたいてい、これを使っておられます。

使い方ですが、まず敷居の溝を出来るだけ綺麗に掃除します。

掃除を怠ると、ホコリとロウを一緒に襖が噛んでしまい効果が半減ですし、 敷居にホコリとロウがこべり付いしまったりして見た目もよくありません。

(次に説明しますが襖や障子の底のもロウを塗るので、襖を外してしまって掃除したほうが 掃除もロウ塗るのもし易いです。)

では、敷居に塗ります。  

敷居            

 

 

 

 

 

ここで、注意が必要なのは、敷居、または鴨居に着色が施されてる場合です。

写真で見てもらってます通り、丸徳イボタは白いので、結構白くなります。

気になる方は、目立たない場所で試してみるほうが良いです。

次は鴨居に塗ります。

鴨居

 

 

 

 

 

 

鴨居

 

 

 

 

 

 

 

意外に思われるかもしれませんが、鴨居の側面にスレて動きが悪い場合もあります。

鴨居の底は基本的には擦らない場所なので、塗らなくても良いです。            

次に襖の底に丸徳イボタを塗ります。

襖底

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

襖底

 

 

 

 

 

 

 

 

 

底は襖をはめてしまえば、見えない場所ですし、一番すべりに重要な場所なので しっかりと塗ります。              

全体はもちろんなのですが、特に両端。

(指でさしてる部分)

縦のフチの下(フチの切り口)はザラザラしていますし 敷居に最も接地する場所ですので、念入りに塗りこみます。                

 参考にしてください。